テンペスト魔女の食文化(蕎麦編)

※この記事は『even if TEMPEST 宵闇にかく語りき魔女』のネタバレを含みます
 

テンペスト魔女の登場人物たちはラーメンや蕎麦などの麺類を上手くすすれるか否か教えてください

天才の発想

目次

前提

・ヒストリカには麺類があるのか?

この世界の成り立ちから考えるに、麺類はあっても不思議はないものの、すするという行為はNGの可能性が高い。
というのも、私たちが生きるこの現実世界において、イタリアにはパスタ、中国にはラーメンと各国に麺料理があるのに対し、麺をズルズルとすするのは日本だけらしい。

この独特な文化は、ヒストリカにはないかもしれない……

・そんなこと言ってたら話進まないから一番面白くなりそうな方向で考える

「ヒストリカの新名物『蕎麦』!
すするという新しい食べ方に庶民も貴族も興味津々!」
(by ハイドアウト新聞社)
 

ルーシェン・ノイシュバーン

すする力 ★☆☆☆☆
羞恥心  ★★★★★

新しい文化への関心が高い王子。顔を真っ赤にして「う、うう……」と呻きながら、一生懸命頑張る。
しかし音を立てることへの恥ずかしさと、つゆが飛び散る不安、さらに肺活量のなさが災いして、ほとんどすすることが出来ない。
あとワサビが無理。

 

ティレル・I・リスター

すする力 ★★★★★
羞恥心  ☆☆☆☆☆

恥ずかしさなんて一切ない。一番早くコツを掴み、ずるずるっと清々しい食べっぷりを見せる。
けれど不思議と下品に見えない。CM出れる。隣のルーシェンを馬鹿にする余裕もある。

 

アナスタシア・リンゼル

すする力 ★★☆☆☆
羞恥心  ☆☆☆☆☆

食事のマナーは一通り身につけているものの、音を立てるのが普通だと教えられれば、特に恥ずかしさは感じない。
ただ、すするという行為がイマイチ理解できない。加減が分からず一気に吸ってむせる。(ルーシェンとは逆)
とにかく下手で時間をかけて完食。

 

ゼン・ソルフィールド

すする力 ★★★★☆
羞恥心  ★☆☆☆☆

アナスタシアと同じタイプで、コツを掴むまで少し時間がかかる。でも彼女ほど不器用ではない。
ただ、「うー」と呻いているルーシェンと「うぐっ」とむせているアナスタシアに水を渡したり、背中をさすったりしていて、気がつくと麺が伸びている。

 

クライオス・キャソロック

すする力 ★★★★★
羞恥心  ★★★★★

どういう食べ物かすぐに理解し、見ただけでコツを掴むことはできる。
しかし……

・音を立てるのはすごく嫌。麺をプチプチ途中で切るのも抵抗がある。とにかく美意識に反する。
・「そういう食べ物だから」とすんなり受け入れたアナスタシアほどの柔軟さはない。
・ルーシェンと違って新しいものへの興味もそこまでない。
・そもそもクライオス視点だと、この世には新鮮に感じられる食べ物に溢れているので、音を立ててまで挑戦したいとは思えない。

……と、食べたくない理由はいくつも思い浮かぶが、それと同時に他文化を否定してはいけないとも考えているので、一言も発さず、困惑顔で蕎麦を眺めている。
熟考の結果、スッ……と自分の分をゼンにスライドする。

ティレルに「メシん時までかっこつけてんじゃねぇよ、このナルシスト野郎」と煽られても自分を曲げないが、
アナスタシアに「難しいですが、とても美味しいですよ」と言われたら、観念して食す。

 

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